自分たちで工夫をすることによって、作業効率を極限まで上げて行けるのがエンジニア業の面白さの一つだ。マクロを組んで作業の自動化をするのも楽しいし、何よりも効率化を果たせれば仕事が楽になる。
有能なエンジニアは、様々なツールを使って極限まで作業効率を高めているものなのだ。トップエンジニアになれば、そうした工夫をいくつもすることによって、一人で数十人分の仕事を日常的にこなしている。
大手企業ともなると、社員が協力しあって特定のプロジェクトの管理ツールを社内で開発していたりするのだ。ゲーム会社なら、エンジンから自社で開発してライバル企業が真似できないような作業効率を叩き出している。創意工夫をすることで自分たちも楽ができる上、会社にとってもいい影響を与えられる。コンピューターを使うからこそ、こうした工夫ができるわけだ。普通の職場ではなかなかこうは行かない。
近年は人工知能が発達してきていて、世界的なIT企業ともなれば、人工知能に仕事の一部を任せているケースもある。社員は楽ができる上、正確無比かつ迅速な仕事が実現するので、並の企業では太刀打ちができなくなっているのが現実だ。
こうした例からも分かる通りに、工夫ができる余地がいくらでもあるという部分が、IT関連業種で頭を使ってする仕事の面白い部分である。優れたアイデアを思いつき、そのアイデアを実現させる実力があるなら、これほど楽で楽しい仕事もないぐらいだ。